路線を調べる
スマートフォンが使えるのであれば、Googleマップで行き先の住所を調べて、公共交通機関を使う選択をすると、利用するバスの路線番号はもちろん、次にくるバスの時間がすぐにわかってとても便利でした。
ポートランドでバスやMAXなどの公共交通機関を運営している、TriMetの公式サイトにも検索ツールがありましたが、私のようなバス初心者には使い方が少々わかりづらかったです。
停留所について
オレンジのバラのアイコンが目印。バスの停留所は場所によって設備も異なります。停留所によっては屋根があったりなかったり。ベンチもあったりなかったりです、、、秋冬春は雨が頻繁に降るので、雨対策をお忘れなく。
(※2019年10月:記事の内容をアップデートしました)
2019年8月からHOP FASTPASSというシステムが本格的に始まりました。料金定額の現金でバスの運転手から切符を購入することは今まで通り可能です。発券機のデザインも変更されましたが、購入方法はほぼ一緒でした。一番変わったのは、アプリを使った切符の購入方法と、その使用方法だと思います。
運賃と乗車券の購入
乗車券には2.5時間券(2.5 Hour Ticket)、1日パス(1-Day Pass)、その他の種類がありました。乗車券はバス、WES、ストリートカー共通で使えるようです。期限時間内であれば、どれに乗っても何回乗り降りしてもいいので、一日中利用するならかなりお得。そのうえ0歳から6歳は無料でうれしい。
料金(公式サイト)
大人(18ー64歳):2.5時間券=2.50ドル/1日パス=5ドル
子供(7ー17歳):2.5時間券=1.25ドル/1日パス=2.50ドル 0歳から6歳は無料
65歳以上&障害のある方(証明必要):2.5時間券=1.25ドル/1日パス=2.50ドル
乗車券の購入方法
バスの乗車券の主な購入方法は3通り。(公式サイトによる説明)
1 乗車の際に購入
これが一番簡単な方法だと思います。バスに乗車する際に運転手から購入できます。ただし、その際は現金払いのみ&おつりなしなので、事前にきっちりと定額の現金を用意しておくといいです。
2 アプリで事前に購入(※2019年8月に変更。アップデート済み)
スマートフォン用のアプリ(hop)か、Walletアプリでの2通りの方法で購入できます。(公式サイトアプリ)hopアプリで購入すると、手数料として登録時の初回のみ3ドルが余分にかかります。(2019年11月現在、実際にダウンロードして利用してみました。個人的に使うのであればとても便利ですが、家族みんなの分が同時に購入できる方法がみつかりませんでした。。。家族みんなの分を一緒に買えれば便利だなと思ったんですが。)Walletアプリでは手数料がかかりませんが、使用できるのはApple Pay、Google Pay、Sumsong Pay限定で、大人用の乗車券しか購入できません。
写真はhopの公式サイトより
アプリで乗車券を購入した場合は、『乗り換えるときも含め、Trimet(MAX、バス、WES)、C-Tran、ストリートカーに乗り込むたびに、携帯の画面をhopリーダーにかざして読み取りさせることを忘れないでください』と公式サイトに表記がありました。バスは乗車口近く、電車(MAX)やストリートカーは駅付近に緑色のhopリーダーが設置されています。読み取りをさせると、乗車時間が2.5時間以内なら2.5時間用の料金が、それを越えると一日パスと同じ料金がかかるように自動的に精算されるようになっていました。
3 駅の券売機で購入
乗車券はバス、MAX、WES、ストリートカー 共通で使えるので、駅の券売機で切符を購入することができます。現金(1、5、10、20ドル紙幣と硬貨のみ)とクレジットカード(American Express、VISA、Master Card、Discover)が使えます。
乗車する
到着予定時刻より、5分前くらいには停留所で待っておくことをおすすめします。到着時刻よりも早い到着や遅れはアメリカではよくあること。ポートランドの交通機関は、かなりスムーズな方だとおもいますが、のんびりとおおらかな気持ちで待ってみてくださいね。
乗車はバスの前方から。そこで運転手から乗車券を買うか、持っている乗車券をドライバーに見せてください。アプリ購入の方はスマートフォンの画面をみせていました 乗車口付近にある緑色のhopリーダーという機械にスマートフォンをかざすと読み取りがされます。
車内はこんなかんじです。通路は若干狭く感じましたが、ベビーカーは、たためば置きやすそうでした。路線によっては通勤ラッシュ時に若干混み合います。後部座席は階段があるので、前方の方がベビーカーと一緒に乗りやすいかとおもいました。車椅子の方の乗降車の説明は、この記事の最後に書いてあるのでみてくださいね。
運転中はバスが結構揺れました。ブレーキもきつめ。お子さんが運転中に歩き回ると、ブレーキ時に転んでしまう可能性があるので気をつけてください。
乗り物酔いしやすい私は、乗車中すこし気分が悪くなりました。長時間乗車する場合や、車酔いしやすいお子さんであれば、万が一のために、エチケット袋など持参しておくと安心かもしれません。
目的地で降りるには
次の停留所で停まりますというタイミングで、なんと上の画像に見える黄色いコードを引っ張ると、バス前方の電光掲示板にStop Requested(だったかな?)と赤く点灯します。停留所がわかりづらいアナウンスもありました。不安な場合は、ドライバーに降りたい停留所を伝えるといいかもしれません。でも!!うっかり忘れられるかもしれないから、自分でもしっかり確認を!基本的に降りる際はバスの真ん中にあるドアから降ります。
この黄色のコード、子供にとっては気になる存在のようで、ひっぱって遊んでしまう子も。うっかり触ってしまわないように、事前にお子さんに教えてあげるといいかもしれません。
車椅子利用者の方 バスの乗り方説明 詳細
(公式サイトの説明)
1:バスのドライバーから見えるように待つ。見えると昇降台(Ramp)を出してくれます。
2:昇降台がでてこなければ、直接ドライバーにRampが必要だと伝えてください。
3:バスの前方に優先座席があります。安全固定をできるエリアが二つあり、そこにドライバーが車椅子の固定を手伝ってくれます。
4:バスの停車をリクエストする場合は、降りたい停留所に着く前に、窓際にある黄色のコードをひっぱってください。
5:バスが停車すると、ドライバーが安全ベルトを外すのを手伝ってくれます。そのあと昇降台をだしてくれるので、そこから降車してください。